とりあえず一服する?niconicotintin by tetch and erry

GW:東北巡り旅行記Day1.5 ますます恐ろしいはまます

こんにちわ、てっちです。

前回に引き続き、東北巡り旅行のお話なんですが、何しろゴールデンウィークの話なのでだんだんと記憶が薄れてきております。

無駄に長いものを書いているせいでもあるのですが、思い出に残す意味も含めて細々書いていたら、逆効果だったり。だって次が書けなくのだもの。

進研ゼミが溜まっていくのを思い出します。
前回やっと電車が出発し、なんとか座れた私たちですが、

今回は目的地である青森に着くまでのお話なので、DAY1.5とさせていただきました。

本州についてからのDAY2はエリーさんが書いてくれる予定ですよ。

青森行きというだけあって乗客のほとんどは大きい荷物も持っていまして、

それが余計に車内を窮屈にしていました。

通路ではキャリーバックやら人やらで車両を移動するのも一苦労。

ゲイリーオールドマンがやってきたら、この人混みを掻き分けてトイレに行かなくてはならないと考えると

出来るだけ青森駅でしたいと考えるようになりました。

 

札幌を出発しても、景色はほとんど変わらず、ほんの20分で遠くの外灯くらいしか見えなくなります。

外が見えれば気分もいいのかもしれませんが、窓には席の横に立っている人が反射して映っているくらい真っ暗でした。

エリーさんと私はお酒をちびちびいただきながら談笑。

青森に着いてからの予定などを話し合いました。

レンタカーを借りようなどの話はしましたが、結果、着いてから決めようという結論に。

電車は千歳、苫小牧と次々と人を追加していきます。

室蘭での乗車客が車両に入るなり言った、「なんだこれっ」は、

電車内の悲惨さを表すのに的確な表現だと思いました。

キャリーケースに座っている女の子、通路で寝ている人など、

狭い空間に押し詰められた人達はそれぞれのスタイルをとっていましたが、

共通して疲労感が漂っていました。

牢屋とかのイメージがぴったり来ると思います。

 

どんな状況でも時間は流れていくもので、

深夜に近くなり青函トンネルに入った後、私達も寝ることにしました。

座っているからといって疲れないわけではないわけで、

疲労感と共に浅い眠りを繰り返しながらやりきったわけです。

 

起きると、明るい景色が見えました。

そう、青函トンネルを潜り抜け、本州にたどり着いたのです。

伸びをして、ボーっとしながら、本州ならではの木とかを眺めていました。

「次は青森」と聞こえ、やっと着くのかと食べ散らかしたお菓子などを片付けます。

もっと歓喜するかと思いましたが、寝起きのせいか意外に冷静でした。

到着予定時間まであと20分。時間がとても長く感じます。

 

しかし、この「あとちょっと」という気持ちが、ゲーリーオールドマンを引き寄せました。

私はトイレの中でも漏らしたことがあるほど、あとちょっとに弱い人間だったのを忘れていました。

急いで家のトイレに駆け込みたいとき、例えもう家が100M先にあったとしても、

まだ家に着くまで15分はかかると自分に言い聞かせるタイプです。

家の鍵を空ける、トイレの扉を開ける、ベルトを外す、ズボンを下ろす、

これらの過程で手こずった時に、焦らずに余裕を持つためです。

 

しかし、一度ゲーリーオールドマンを意識してしまうと、

向こうもコチラが意識していることに気づき、

何回もドアをノックしてくるわけです。

ここを開けろ!今すぐ!

私は必死に居留守を使い、彼のことを考えないようにしました。

エリーさんとの会話が命綱でした。

 

時々ドアをぶち破るんじゃないかというほどの勢いの時もありましたが、

やっと、ほんとにやっと青森まで着き、スタスタとトイレを探しに本州へ上陸したのです。

写真などを撮りながら徐々にテンションが上がる一方で、彼をなだめながら少し焦っていていましたが、

トイレは比較的簡単に発見でき、素早く済ませることができました。

 

放たれた彼を見てみると、なんと緑色でした。

ゲーリーオールドマンではなく、グリーンデイだったのです。

酸化されていない胆汁の色だとは後でわかったのですが、

緑のものなんてメロンソーダを大量に飲んだとき以来でびっくりした記憶があります。

少し不安に思いつつ、2日目、ようやく始まりです。

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