多発性硬化症の検査 + 治療入院するときの話

指先の痺れから4日目、初診の病院で多発性硬化症の疑いを指摘され、
紹介してもらった病院まで診察に行きます。
すでにMRI検査は行っていたので、この日の検査自体は採血ぐらいでした。

そこでさらに詳しく多発性硬化症についてや検査について、
今後の流れについて説明してくれました。

髄液検査と造影のMRI検査

多発性硬化症と非常に似た症状として、
「視神経脊髄炎」というものがあるらしいのです。
今回私の場合、MRIの結果から大脳にすでに病巣が数カ所見られることから、
多発性硬化症の可能性が高いけど、
確実に診断するために髄液検査を行う必要があるとのこと。
多発性硬化症の診断って状況判断と消去法なんだなぁと感じました。

もうひとつ、多発性硬化症の病巣は時間的にも多発性があるため、
今炎症が起きている病巣を知る必要があるらしいのです。
つまり同時発生ではなくバラバラにおきるため、
過去の影響のない病巣ではなく、今現在炎症を起こしている病巣を知る必要があるということ。
造影剤を注入したあとにMRI検査を行うことで、
出力されたレントゲン写真でわかるようになるいうのです。
また、治療の経過を見たときに視覚的に分かりやすくなるので
回復の説明にも役立つんだとか。

正直、ネットで調べて髄液検査をするらしいとは知っていましたが、
ものすごい痛いとか(痛くないと言っている方も「思ったよりは」という言い方)、
あとで腰痛になっただとか、そんな話があふれていたのでチキンな私は怯えました。

今後の流れの説明と治療について

まず検査に入院が必要なこと(上記の髄液検査)、治療も入院が必要とのこと(ステロイドパルス治療)、
そしてこのときは後日説明と言われましたが、今後の予防するにも入院が必要な場合があるとの説明を受けました。
だいたい合わせて10日くらいの入院になるとのこと。
これは治療がうまくいった場合で、追加治療が必要な場合はもっと伸びると。
私が働いているので、休みを気にしてもらいながら期間について相談してくれました。

ステロイドパルス治療は視神経炎のときにしていたのですが、
1日3時間の点滴を3日間、それを1クールとして行う治療で今回も同じでした。
前回の治療のときは副作用もなかった気はしてます。

入院時期について

入院時期については早いほうがいいに越したことはないと。
この日は金曜日の午前中だったのですが、
土曜日に実家に帰る予定だったので一応難病だし説明してこうっていうのと、
日曜日にいろいろと入院準備しようっていうのと、
月曜日に会社で打ち合わせがあったのと(そのとき詳しい説明できればなと)、
結局は火曜日から入院という流れをとらせてもらいました。

実際の治療は検査を終えてからの木曜日からになるため、
最初の症状が現れてから1週間以上あけることになります。
私はその間に症状が悪化していき左手は麻痺状態、
右半身にも痺れが出るようになってしまいました。

もし、あなたが同じように多発性硬化症と診断された場合、
時間が許す限り早めに入院をしたほうがいいと思います。
私の場合ですが、1クール目を終えたあたりで右半身も症状が出て、
2クール目のときに右手の悪化が止まり、
3クール目に入るくらいから左手も症状が良くなってくるという、
入院時期の私の判断が、治療の遅れにつながったのかなと個人的に思っています。
まだこの記事を書いている現段階では左手の麻痺が続いており、
完治するかわからない状態です。

そんなこんなで診断が終わり、入院準備に取り掛かるのでした。