視神経炎として診断された時の話

今から10年ほど前の2009年頃、当時20歳くらいの私。
普通の学生生活を送っていたのですが、ある時、左目の残像がなかなか消えない症状が出ました。
眩しいものを見たあとの緑のような赤のような残像が消えず、
親に相談したところ、眼科に診てもらったほうがいいと。

地元の眼科で検査したところ、
視神経炎の可能性があるとのことでもっと大きい病院を勧められ
すぐにでも入院したほうがいいと言われました。
なんでも早期治療が重要なんだとか。

具体的には、視神経に炎症があり、視野に障害が出ていると。
視野検査なども行いながら、ステロイドパルス治療を行うことになりました。
1日3時間かけて点滴をおこない、それを3日間。
これを1クールとして、治らなければ1週間後にもう1クールといった流れでした。

たしかに残像みたいなものはあるのですが、
右目で補っているからか、見えない不自由さはあまり感じませんでした。

これが後に、多発性硬化症の発症だったということになります。

このとき、ステロイドパルス治療は2クール行いました。
後遺症という形で視野に依然として障害は残っているものの、
入院時よりは視野は少し回復した状態で退院することになりました。